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イーアペトスは、ギリシア神話に登場する神である。
ウーラノスとガイアの息子でティーターン族の1人である。
日本語では長母音を省略してイアペトスとも呼ぶ。
カール・ケレーニイはその名をギリシア人にとっては
外来的な響きがすると述べており、
元は異民族の神であったことを示唆している。
ヘーシオドスの神統記によると、
イーアペトスはオーケアノスの娘である
クリュメネーのあいだに、アトラース、
メノイティオス、プロメーテウス、
エピメーテウスをもうけたとされる。
アポロドーロスはイーアペトスの妻を
アシアーだと述べている。
また、アーソーポスの娘のアーソーピスや
リビュエーが妻だったともいわれる。
ティーターノマキアーの際には、
他の兄弟たちとともにゼウス側に
対して激しく戦うも敗れ、
タルタロスの領域に落とされたという。
また、彼の息子達も皆ゼウスと敵対している。
神統記は、紀元前700年頃の古代ギリシアの詩人ヘーシオドス作の叙事詩である。ダクテュロスのヘクサメトロス1022行からなる。冒頭の記述からヘーシオドスの処女作とされ、30代前半の作品と推定される。原題のテオゴニアーは神々の誕生系譜を意味する。
原初の混沌=カオスからの世界の創造、神々の系譜とその三代にわたる政権交代劇を描き、ギリシア神話の宇宙観の原典とされる。
特徴として、ゼウス政権の正統性、無謬性を強調する事、女神ヘカテーを強く賛美している事などがある。
予言とは、ある物事についてその実現に先立ちあらかじめ言明することである。予言を行う者を予言者と呼ぶ。
神秘的現象としての予言は、その中でも合理的には説明することのできない推論の方法によって未来の事象を語ることを指し、占星術やチャネリングと同じく疑似科学の領域の話題として扱われることが多い。未来の事象を扱う場合でも、自然科学や社会科学のモデルに則り合理的な説明が可能なものは、神秘的な意味での予言とは扱われない。例として物体の運動、天気予報、統計による人口推計などが挙げられる。